毎週の説教メッセージ

off 主にある交わりを深めよう

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説教 (年主題説教):最上 光宏 牧師

ローマの信徒への手紙12:9-21

 この主題は、教会が教会になることを目ざしたものです。私たちは、教団信仰告白により「教会は主キリストの体にして、恵みにより召された者の集いなり」と告白しています。「召された者の集い」とは、好きな者同志の任意の団体ではないということです。神に呼び出され、共に集められていることが、神の恵みであり喜びなのです(詩編133:1)。そして一人一人がキリストに固く結ばれて、「キリストの体」を形作り、活けるキリストの体の部分(肢)とされているのです。ですから誰も「自分は体に属していない」とは言えず、「あなたは体に属していない」とも言えないのです(コリント一12章)。一人一人のためにキリストが血を流して贖ってくださったのです。体のどの部分が傷ついても、そこからキリストの血が流れ出るのです。

 教会ほど多様な人々の集まりはありません。しかしまた、教会ほど強い絆で結ばれた集まりはありません。家族や民族、国家の絆より深く強いのです。「キリストを通しての、キリストにある交わり」だからです。互いの違いを認め合い赦しあい、主にあって受け容れあいましょう。教会は自己目的の集まりではありません。キリストの体は世のためのものです。礼拝に押し出され、愛をもって世に仕えましょう。「すべての人と平和に暮らしなさい」(18)。

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