毎週の説教メッセージ

off 礼拝の生活

tokorozawa-mikuni to 未分類  

説教:最上 光宏 牧師

ローマの信徒への手紙12:1-8

 ローマの信徒への手紙は、1章から11章までの救いについての教理的な教えの部分と、12章以下の実践的な信仰生活の勧めの部分から成り立っています。前半の神の愛と恵みに対して、どのように応えるべきかが、後半で展開されているのです。その神への応答は、「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です」と勧められています。神の恵みへの応答が「礼拝」であるということは、重要な点です。礼拝こそ私たちの信仰生活の基本だからです。しかしその礼拝が「自分の体を神に喜ばれるいけにえとして献げる」ようにと勧められていることは、なんと厳しいことでしょうか。パウロの言葉の背後には、神は私たちのために、そのひとり子を聖なる生ける犠牲として献げてくださったという、熱い思いがあり、それに応答するためには、私たちも自分の体(全存在)を献げる位の真剣さが必要だという訴えです。これは日曜日の礼拝式だけのことではなく、私たちの全生活が神に喜ばれる献身の生活となるようにという勧めでもあります。それは「この世にならって」この世の流れに身を任せる生き方ではなく、主の日毎の礼拝を通して心を新たにされ、神の御心に従って「地の塩」「世の光」として生きることです。私たちの全生活が「礼拝」となりますように。

Comments are closed.