毎週の説教メッセージ

off 初めの愛に帰れ

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説教:最上 光宏 牧師

ヨハネの黙示録2:1-7

 ヨハネの黙示録の2章から3章は、小アジアの7つの教会に個別に宛てて書かれた手紙です。パトモス島のヨハネが、聖霊に満たされて見聞きしたことを記した主イエス・キリストからの託宣です。最初のエフェソの教会宛の手紙は、「わたしは、あなたの行いと忍耐を知っており…」という言葉で始まっています。主は厳しい迫害にあえぐエフェソの教会員たちの苦悩を知っておられたのです。だれも自分のことを分かってくれないと思う時にも、主は私たちの全てを知っておられるのです。主に知られているということは心強いことです。主はいつも私たちと共におられて、悲しみも苦しみも共に担っていて下さるのです。主は、エフェソの教会の人々が偽使徒を見抜いたことやニコライ派の淫らな行為を退けたことを評価する一方、「初めのころの愛から離れてしまった」ことを指摘し、悔い改めて立ち戻れと勧めています。信仰と行いにおいてどんなに正しくても、愛がなければすべてが空しいのです。預言者エレミヤはイスラエルの民に「わたしはあなたの若いときの真心、花嫁のときの愛を知っている」と、神の言葉を伝えました。日常生活に流され、神でないものを神として追い求めている民に、初心に帰り、神の愛に立ち帰れと叫んだのです。私たちも常に初めの愛に立ち帰りましょう。

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