毎週の説教メッセージ

off 勝利を得るために

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説教:最上 光宏 牧師

ヨハネの黙示録 2:12-29 

 ペルガモンという町は、ローマ帝国がアジア州を統治していた頃、州全体の首都であった町で、ローマの支配が最も厳しかったところです。歴代のローマ皇帝を祀る神殿やローマの神々の像が町中至る所に建てられ、皇帝礼拝や偶像礼拝が盛んに行われたようです。そのような中で、この町のキリスト者たちは信仰を貫き、殉教する者も出たのです。「鋭い両刃の剣を持つ方」である主は、その町を「サタンの王座がある所」と呼び、その中で信仰を捨てなかったキリスト者たちの闘いを評価しつつ、「しかし、少しばかり言うべきことがある」と言って、異教的な「バラムの教え」や「ニコライ派の教え」を奉じる人々のことを指摘しています。いつの時代も教会は外からの圧力と闘いながら、内側に生じる誘惑と闘っていかなければなりません。信仰生活は闘いです。サタンは外からも内からも闘いを挑むからです。しかし、主は私たちに「勝利」を約束しておられるのです。沖縄での研修会に参加して、沖縄の人々もアメリカと日本の植民地的支配の中で、困難な闘いを強いられていることを知らされました。しかしその中で沖縄のキリスト者たちが「We shall overcome」(勝利を信じ)を歌いつつ、希望を持って闘っているのに励まされました。十字架に死に勝利された主は、私たちと共にいて勝利を約束しておられるのです。

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