毎週の説教メッセージ

off 子羊の婚宴

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説教:最上 光宏 牧師

使徒言行録19:1-10

 ヨハネ黙示録の19章は「ハレルヤ!」という神への賛美の言葉で始まっています。 「ハレルヤ」とは「主をほめたたえよ」という意味のヘブライ語で、詩編や讃美歌の中にしばしば出てきます。「メサイア」の中の「ハレルヤコーラス」などで一般にもよく知られています。しかし、新約聖書ではここにしか出てきません。ここでは、4回も天使たちの賛美の歌の中で繰り返されています。前半の賛美は、大淫婦が神に裁かれ焼かれるという歌で、後の賛歌は大淫婦と戦った小羊が、王となって花嫁を迎えるために来られるという婚宴の幻です。これは、ローマ帝国の滅亡と勝利者イエス・キリストの支配と再来を預言した幻です。黙示録の著者ヨハネは、ローマの厳しい迫害の下で、パトモス島に幽閉されています。しかし彼は、天においては、すでに神が勝利し、天使たちの賛歌が高らかに鳴り響いている幻を見させられ、主が再び来られる!との確信に満たされているのです。目の前の出来事に一喜一憂させられている私たちですが、信仰とは、どのような状況の中でも、神の支配・キリストの勝利を信じて、希望に生きることです。厚い雲の上にも太陽が輝いているのです。やがて、勝利者キリストが花婿として来られる。「小羊の婚宴に招かれている者たちは幸いである。」目を覚まして、「ハレルヤ」と主を待ち望みたいものです。

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