毎週の説教メッセージ

off 来て、見なさい

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 説教:最上 光宏 牧師

ヨハネによる福音書 1:35-51

 バプテスマのヨハネは、イエスを見るなり、「見よ、神の小羊!」と証ししました。その言葉に、彼の二人の弟子が「イエスに従った」とあります。しかし、この二人が真にイエスと出会い、心から従うようになったのは、イエスから「何を求めているのか」と声をかけられ、「来てみなさい」と招かれて一夜イエスと語り合ったことによります。真にイエスと出会い従うためには、主の招きが必要なのです。私たちも、主に選ばれ招かれて、主に従う者とされたのです。主イエスは後に弟子たちに「あなた方がわたしを選んだのではない。わたしがあなた方を選んだのだ」(15:16)と言われました。そのような主との出会いは、新たな出会いを引き起こします。主に従った二人のうちの一人アンデレは、その出会いの喜びを兄のシモン・ペトロに伝え、シモンもまたイエスと出会い主に従う者となりました。その翌日、イエスはフィリポに出会って「わたしに従いなさい」と招かれ、その喜びを友人のナタナエル伝えたのです。しかしナタナエルは「ナザレから何か良いものが出るだろうか」と拒絶するのです。偏見と差別がいかにお互いの理解を妨げ、出会いの機会を奪っていることでしょう。しかしフィリポは、「来て、見なさい」と訴え、ナタナエルもイエスを「神の子」と告白するに至るのです。主が選び招かれたからです。

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