毎週の説教メッセージ

off 分け合う豊かさ (収穫感謝)

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説教:最上 光宏 牧師

レビ記19:9-10

 今年も神さまは多くの収穫を与えてくださいました。そのことを心から感謝し、すべての人に必要な食べ物が与えられるように祈りたいものです。今日の聖書の中に「穀物を収穫する時は、畑の隅まで刈り尽くしてはならない。収穫の落穂を拾い集めてはならない」とあります。これは貧しい人や外国から来た寄留者たちが飢えることがないための掟(おきて)です。なんとやさしい配慮に満ちた掟でしょう。イスラエルの民もかつてエジプトの地で寄留の他国人として苦労したことがあるからです。ミレーはこの言葉に感動して「落穂ひろい」の絵を描いたと言われます。またミレーの絵に描かれている3人の貧しい身なりの婦人たちは、「ルツ記」に出てくるナオミとルツとオルパだと言われます。ナオミは夫と二人の息子と共に食料を求めてモアブの地に移住し、息子たちはそれぞれモアブの女性と結婚しました。それがルツとオルパです。しかし夫と二人の息子が亡くなり、女3人だけになり、ナオミは2人の嫁と分かれてユダヤのベツレヘムに帰る決意をするのです。しかしルツは、ナオミから離れずベツレヘムへ行き、落穂拾いをして姑の面倒をみるのです。この落穂ひろいがきっかけで、ルツは農園主のボアズと再婚し、男の子を生むのです。その子オベドの末から主イエス・キリストが誕生するのです。

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