毎週の説教メッセージ

off 主よ、どこへ行くのか

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説教(召天者記念礼拝):最上 光宏 牧師

ヨハネによる福音書4:1-6

 「人はどこから来て、どこへ行くのか」。これは人生の最大の問いです。主イエスが最後の晩餐の席で訣別の説教をされると、弟子たちは不安になり、「主よ、どこへ行かれるのですか」と訪ねました。そのときイエスが言われた言葉が「心を騒がせるな。神を信じ、わたしをも信じなさい」で始まる天の住まいに関する教えでした。詩編90篇に「主よ、あなたは代々にわたしの宿るところ」と詠われていますが、主イエスも「わたしの父の家には住むところがたくさんある」と言われました。天国はすべての人に開かれているのです。そして主イエスは、「あなたがたのために場所を用意しに行く」と言われたのです。主イエスの十字架の死は、イエスに従う者たちが、神のみもとに場所を得るためのものであったのです。生まれたままの人間は、そのままでは天の国に入ることはできません。罪が取り除かれ、神の前に義と認められる必要があります。主イエスはそのために十字架にかかり、すべての人の罪を贖う必要があったのです。主に従う者が、一人も滅びないで神の住まいに宿るためです。さらに「主よ、あなたはどこへ行かれるのか。その道が分かりません」と問う弟子に、主は「わたしは道であり、真理であり、命である」といわれました。イエスという道を通ってこそ、真理であり命の源である神のみもとに宿ることができるという招きです。

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