毎週の説教メッセージ

off 地の塩・世の光として生きる

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説教:最上 光宏 牧師

フィリピの信徒への手紙2:12-18

主イエスは、弟子たちに「あなたがたは地の塩である」「あなたがたは世の光である」と言われました。これは、この世における教会の存在の意義とその使命を示した言葉でもあります。パウロは、フィリピの教会に対して「あなたがたは星である」という意味のことを述べています。これは主イエスの言葉をさらにわかり易く説いたものです。星はそれ自体、冷たい岩石の塊のようなものです。しかし、太陽の光を受けて、夜空で美しく輝くのです。イエス・キリストの命の言葉に生かされ、神の愛の光に照らされた者たちも、そのような存在としてこの世に遣わされているのです。しかし、「ともし火は燭台の上に」との主の言葉のように、光は高く掲げて、周りを明るく照らす役割を果たさなければなりません。「月に群雲」のたとえのようにどんなに明るい名月でも、雲に覆われていては、闇夜を照らすことになりません。パウロは、私たちの愚痴や不平・不満、つぶやきのたぐいが、雲のように光を覆い、せっかくの輝きを鈍らせているというのです。「何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい。そうすれば、…よこしまな曲がった時代の中で、…星のように輝き、命の言葉をしっかり保つでしょう」と。よこしまな曲がった時代だからこそ、み言葉によって生かされ、いつも喜び感謝して、希望の光を放ち続けたいものです。

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