毎週の説教メッセージ

off あなたは愛されています。

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説教:キャロル.サック宣教師

ローマの信徒への手紙5:1-8

 私は大学生の頃、個人的な挫折の体験を通して、神さまは、何の価値もない自分をも無条件に愛し、受け容れてくださることを知りました。それ以来30年間、いつもどうしたら、その神さまの愛を人に伝えることが出来るかを求め続けてきました。50歳になって、アメリカで「音楽死生学」を学び、病人に寄り添い、ハープと歌と沈黙によって慰めを与え、神様の愛を伝える道があることを知りました。日本に帰って、山谷のホスピス「希望の家」などで、多くの患者さんに寄り添い、奉仕させていただきました。患者さんの呼吸に合わせて静かにハープを奏でるのです。人は息を吸うときより、吐くときリラックスするものです。聖書によると、息は霊(魂)を意味します。吐く息に合わせてハープを弾くことによって、その人の魂に触れることが出来るのです。厳しい顔をしていた患者さんの顔はほころび、涙を流して、心の重荷を打ち明けてくれます。音楽を通して、あるがままの自分が神さまから愛され、受け容れられていることを悟ることができるのです。アウグスティヌスは、「言葉がなくても祈れるように、神は音楽を下さった。歌う人の祈りは、二度の祈りである」と語っています。音楽を通して、どのような人も神さまから愛されていることを知って欲しいのです。愛についての概念が体験となるよう祈っています。

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