毎週の説教メッセージ

off 主の道を備えよ

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説教:最上 光宏 牧師

ルカによる福音書3:1-14

 主イエスの地上での働きの直前、洗礼者ヨハネが荒れ野で、悔い改めの説教をし、罪の赦しを得させるためのバプテスマを施していました。罪の赦しは、主イエス・キリストの贖いの恵みによってもたらされるものです。ヨハネの働きは、主イエスの働きに対する「道備え」の意味をもっていました。ヨハネは、「主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ」とのイザヤの預言(40:1)の成就であったのです。「悔い改め」とは、単なる反省や口先だけの謝罪ではありません。向かうべき方向を転換することであり、生き方を変えることです。ですから安易な救いを求めて来た人や、赦されることを当然のように思っていた人たちに、彼は激しい語調で神の怒りを語ったのです。「では、わたしたちはどうすればよいのか」との質問に、ヨハネは「下着を2枚持っている者は、1枚を持っていない者に分け与えてやれ、食べ物も同じようにせよ」と命じたのです。徴税人には「規定以上のものを取り立てるな」と言い、兵士には「だれからも金をゆすり取ったり、だまし取ったりするな」と命じ、権力を傘に私腹を肥やしたり、職権を乱用して他人を傷つけることを戒めたのです。このような悔い改めこそが、「主の道を備える」ことなのです。私たちも日々悔い改めつつ、心の深みに主を迎え入れ、「荒野で呼ばわる声」としての務めを果たしていきたいものです。

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