毎週の説教メッセージ

off 神に従うか人に従うか

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説教:最上 光宏 牧師

使徒言行録4:5-20

ペンテコステの出来事は、弟子たちに大きな変化を与えました。彼らは信仰の確信に満たされ、大胆に力強く神の言葉を語り出し、病人を癒すなどの力ある業をも行うようになったのです。使徒言行録3章には、ペトロとヨハネが生まれながら足の不自由な男を「イエスの名」によって立ち上がらせたことが記されています。このことがさらに多くの人々を驚嘆させ、祭司長たち宗教的指導者たちの妬みを買うことになったのです。二人は捕らえられて、最高法院で大祭司から「何の権威、誰の名によってああいうことをしたのか」と問われたのです。その2週間ほど前、主イエスもその同じ場所に立たされて、同じような審問を受けたのです。ペトロは、あの夜の出来事を思い起こしたのではないでしょうか。あの時、自分はどこで、何をしていたのかと。主イエスがこの場所で尋問されていた時、ペトロはその中庭で火にあたりながら、女中の問いに答えて、3度「その人を知らない」主を否定したのです。主の予告通り鶏が鳴き、激しく泣いたあの夜のことを思い起こし、ペトロは泣きたい思いをこらえながら答えたことでしょう。「あなた方が十字架につけて殺し、神が復活させられたイエス・キリストの名によるのです。この名のほかに救いはない」と。また「今後、イエスの名を語るな」との議員たちの脅しに、「わたしたちは語らずにはおれないのだ」と拒否し、信仰を貫いたのです。

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