毎週の説教メッセージ

off 神の呼びかけに応えて

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説教:原田 史郎 牧師

創世記12:1-4
マルコによる福音書1:16-20

「主はアブラムに言われた。『あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい』」。古代社会で故郷や父の家は、安全・安定を保証するものです。すでに75歳の彼にとって、見ず知らずの地に向かうということは、大きなリスクです。しかし、「アブラムは、主の言葉に従って旅立った」のでした。それは異教の神を礼拝する町から、唯一神に従う信仰生活への旅立ちでした。神の呼びかけに応え、アブラハムは一時の安定よりも神に従う道を選択しました。

2千年後、ガリラヤ湖畔に主イエスの声が響きます。「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」。この呼びかけに応えて、シモン、アンデレは「すぐに網を捨てて従った」のでした。「人間をとる」とは、主イエスの福音(1:15)を伝え、罪の闇と死の中にある人々を「神の国(神の支配)」のもとに連れ来る者となることです。

昨年度、重大いじめが過去最高の41万件と公表されました。子どもの世界は、大人の世界を反映しています。闇が濃くなり、人々の心を蝕んでいます。神の呼びかけに応え、神の愛といのちに生きる歩みに踏み出したいものです。

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