毎週の説教メッセージ

off 神との関係の回復

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 説教:最上 光宏 牧師

ローマの信徒への手紙1:18-24

 「ジュネーブ信仰問答」の第一問は、「人生の主な目的は何ですか」で始まり、その答えは、「神を知ることであります」となっています。私たち人間にとって、神を正しく知るということは、そう簡単なことではありません。しかしパウロは、「世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます」と述べています。神は被造物を通して、ご自身を啓示しておられるというのです。詩編にも「天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す」(19:1)と歌われています。たしかに、月や星の輝く美しい夜空や、四季折々の自然の変化の中に私たちは神のみ業を仰ぐことができます。しかし神を知るということは、単に神の存在を認めるということではありません。天地を造られた神が、今も生きて働いておられ、この「私」をも愛しておられることを知ることです。私たちが神を知る以前に、神が私たちを知り、愛のみ手をもって私たちを守り導いておられるのです。神様はそのことを、御子イエス・キリストを通して明らかされました。私たちはだれでもイエス・キリストを通して、まことの神と出会うのです。心のチャンネルを神にあわせて、神からの電波を正しく受け止め、悔いのない充実した人生を全うしたいものです。

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