毎週の説教メッセージ

off 信仰・希望・愛  (召天者記念礼拝)

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説教:最上 光宏 牧師

コリントの信徒への手紙①13:8-13

天に召された教会関係者の遺影を前に、一人一人のことを思いつつ、主を讃美し祈りを捧げると、これらの先達たちも、天において私たちと共に主を礼拝し、地上の私たちを見守り、励ましておられるように思います。パウロは、「愛の賛歌」の中で「愛は決して滅びない」と述べていますが、主によって結ばれた交わりは、死によって断ち切られるものではありません。目に見えるものは滅び、人間の生み出した知恵や知識はすたれていきますが、神の愛は絶えることはないのです。地上の私たちにとって、神の愛は「鏡におぼろげに映ったものを見ている」ように、間接的ですが、天にあっては、「顔と顔とを合わせて見るように」に、直接的に知ることになるのです。ヨプは理由の分からない苦悩の中で、「わたしの皮がこのように滅ぼされた後、わたしは肉を離れて神を見るであろう」と語りました。天に召された先達たちは、地上で肉の故におぼろげにしか見ることの出来なかった神を、顔と顔とを合わせるように向き合い、その愛の中に憩おっておられることでしょう。「そのときには、はっきり知られているように、はっきり知ることになる」のです。神の愛は、私たちのことを極みまで知り尽くす愛です。私たちもやがて、主イエス・キリストを信じる信仰によって、はっきりと神を知ることが出来るのです。この信仰と希望と愛によって、私たちは神を待ち望むのです。

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