毎週の説教メッセージ

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説教:加藤 久幸 牧師

ヨハネによる福音書18:28-40

今日は、この所沢みくに教会の牧師として最初の礼拝となります。原則として、最上光宏先生、所沢みくに教会が歩んでこられた伝統を踏襲し、引き継いでいきたいと思います。
ヨハネ福音書は(他の共感福音書と比べると)「受難」を降りかかって来た災難としてではなく、イエスの能動的な行為としてより積極的に伝えていると思います。今日の場面、総督ピラトに尋問を受ける場面においても、イエスは神によって「遣わされた」自らの使命や任務ついて証言・証しする機会として受けとめています。
私たち教会人は、「共に集まる」ことを良きこととして考えてきました。そして、「集まる」ことの工夫を続けてきました。しかし、私たちは、今、「集まる」ことを断念し、勇気をもって「各々の場にとどまらざるをえない」人の思い(信仰)・歩みを覚える必要があると思います。社会の中にある教会は、とりわけ「離れていても一つ」というイエスのメッセージを改めて受け止め直し、シャローム・平和を祈り、具体的に伝え、証しをしていくべく、チャレンジを受けているのではないでしょうか。「真理に属する人」は未来志向的な道を求め、所沢みくに教会もより深く、「イエスの声を聞く」という展開を辿りたいものです。そのような願いを抱いて、今年度の歩みを始めたいと思います。お祈りをいたししょう。

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