説教:小手川 到 牧師
コリントの信徒への手紙Ⅰ 3章1節~11節
40年前の古い「信徒の友」に、プレハブ造りの所沢みくに伝道所の写真が写っています。そこにこんな記事が添えられていました。「この十字架を掲げる礼拝堂は、10畳ほどのプレハブ造り、折り畳みいすを30も並べれば、もう身動きもできないほどの広さである。しかも台所、トイレなど、一切の附属設備もない。だが建物とはアンバランスなほど大きい十字架と看板には、この伝道所の願いがよく表されている」。本日の聖書が語りかけるのは、人間の時を超えた壮大な建物、「神の建物」です。パウロは、「3:10 わたしは、神からいただいた恵みによって、熟練した建築家のように土台を据えました。そして、他の人がその上に家を建てています」と語ります。この揺るぎない土台はキリストです。私たちはキリストという土台の上に積み上げられる石材です。異なる賜物や背景を持つ人々が互いに支え合うことで、教会は完成していきます。信仰の先達が据えてくれた土台の上に、私たちは今それぞれの石を積み上げています。私たちが世を去った後も、次の世代が、その上にさらに建物を建て上げていくのです。神は永遠に輝く神の国を建て続けておられます。この壮大な物語に連なる喜びを胸に、共に歩んでまいりましょう。

