説教:小手川 到 牧師
詩編 96編1節~9節
「詩編」には英語訳で“Make a joyful noise”という表現がよく登場します。神に向かって「喜びの叫びをあげる」という意味のフレーズです。直訳すれば、「喜びの雑音、騒音をあげる」となりますが、聖書の文脈では、感情を爆発させて歓声をあげる喜びに満ちた様子を表します。神様にとって私たちの賛美というのは決して完璧なものとは言えないでしょう。罪に生きる私たちの賛美の声は雑音や騒音のようなものかもしれません。それでも神様は完璧に整えられた賛美でなくても、雑音に過ぎない声であっても、そのような歌声を喜んでくださるというのです。赤ちゃんの泣き叫ぶ声だって、その声を喜んでくださるのです。ですから礼拝中に赤ちゃんの大きな泣き声がしてたら、「ああ、この子は精一杯、神様を賛美しているんだなぁ」と、私は嬉しく思っているんです。平和と愛に満ちた世を願って、私たちは教会へと招かれています。誰もが皆ひとつの大切な命として、創造主を賛美するよう招かれています。主を賛美する新しい歌を歌うよう招かれています。教会の扉を叩くとは、主を賛美するとは、そういうことです。教会はイエス・キリストの愛を通して、すべての命が友とされ、兄弟とされている恵みを深く知る場所なのです。

