毎週の説教メッセージ

off 至聖三者の問いかけ

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説教:小手川 到 牧師

創世記18章1節~15節

15世紀にロシアで描かれた「至聖三者」というイコンがあります。マムレの樫の木の下に現われた三天使を描いた聖画像です。三位一体の神の神秘の象徴です。東方教会でイコン画は人々を信仰に導く助けとして有用であるとされ、教会堂に飾られます。今日のイサク受胎告知の物語で、サラは天幕の中に隠れたまま最後まで顔を出しません。対話は主である旅人とアブラハムの間だけで進んでいきます。でもこのとき主はアブラハムだけでなくサラの心にも語りかけています。主の受胎告知の言葉を聞いて高齢のサラは笑ってしまいました。主の約束を笑い、主の力を笑い、主の祝福をも笑ってしまいました。でも恐れを感じたのです。慌てて「わたしは笑いませでした」と打ち消しました。このようなサラの不信仰にも関わらず、神の約束は実現していきます。私たち人間の信仰というのは、神の約束の実現のための条件ではないのです。そして物語は、15節の「いや、あなたは確かに笑った」という主の言葉で終わっています。しかしどこか不自然です。物語が途中で終わってしまった印象を受けるのです。しかし実はこの物語は15節で閉じられていません。物語は開かれている。その理由は、神が私たちの信仰的な応答を今もずっと待っておられるからでしょう。

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