毎週の説教メッセージ

off 独り子を与える神の愛

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説教:最上 光宏 牧師

ヨハネによる福音書3:16-12

今日からアドベントに入ります。クリスマスの出来事は、「神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された」という言葉に見事に言い表されています。「独り子」とは、かけがえのない最も尊い存在、自分の分身を意味します。そのような独り子をこの世にお与えになって、この世への愛を具体的に示されたのが、このクリスマスです。飼い葉桶から十字架の死にいたる主イエスの生涯は、この世に対する神の「極みまでの愛」を物語っています。この「世」は、神によって造られ導かれていますが、神に背を向け、罪の故に破滅への道を辿りつつあります。私たちも、この世の一部です。神はそのような世を愛し、私たちすべての者のために、御子を犠牲にされたのです。それは、「独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るため」です。神の愛は、世のすべての人に注がれています。にもかかわらず、ここで救われて永遠の命を得るものが「独り子を信じる者」に限られれているのは、なぜでしょうか? 真実な愛は、応答を求めるのです。独り子を与えるほどの神の愛を、喜びをもって受け入れ、愛をもって応えることによって、神の愛は成就するのです。神は一人も滅びず、すべての人が永遠の命を得るために、尊い御子をこの世にお与え下さいました。クリスマスを迎えるにあたって、この神の愛を、心の深みにしっかりと受けとめ、この世の救いのために祈り労する者でありたいと願います。

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