毎週の説教メッセージ

off 主イエスの変容

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説教: 三浦 修 牧師 (埼玉和光教会)

マルコによる福音書9:2-9

 主イエスは、ご自分の受難について弟子たちに予告された後、ペトロ、ヤコブ、ヨハネを連れて、高い山に登られました。その山の上で主イエスの姿が突然真っ白に輝き、エリヤがモーセと共に現れ、語り合ったというのです。この不思議な現象は、主イエスの十字架の苦難の後に神から与えられる栄光の輝きを象徴するものです。エリヤは預言者を代表し、モーセは律法を代表する人物です。主イエスの死と復活は律法と預言者、つまり旧約の成就を意味し、新しい救いの到来を示しています。 弟子たちが恐れおののいていると、雲の中から「これはわたしの愛する子。これに聞け」との声が響いたとあります。これは、ベトロが主イエスの受難の予告を聞いて、イエスをいさめたこと(8:32)と深く関わっています。その時ペトロは主イエスから「サタン、引き下がれ」と厳しい叱責を受けましたが、ここで神は、主イエスの復活の栄光の姿を垣間見せることにより、イエスは神の子であり、聞き従うべきお方であることを示されたのです。 今日の大変厳しい時代の中で、私たちも苦難を避けて安易な道を歩む誘惑にかられることがありますが、常に「イエス様ならどうなさるのか」と問いながら、十字架を負って主に従いたいものです。十字架の主は、復活されて今も私たちと共におられるのです。

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