毎週の説教メッセージ

off 神に従順でいなさい

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説教:加藤 久幸 牧師

フィリピ書2:12-18

2:12は「わたしの愛する人たち、いつも従順であったように、わたしが共にいるときだけでなく、いない今はなおさら従順でいて…」と語ります。パウロとフィリピの信徒たちとの間には、分かち難い結びつきがあります。フィリピの信徒たちは、パウロの伝道の協力者であり、パウロが投獄されても、法廷に立たされても、パウロの苦しみを共にすることで、イエスの苦しみをも理解したと想います。2:17にある「…礼拝を行う際に、わたしの血が注がれるとしても」は、パウロの死の知らせが届いた時、信徒たちは礼拝のために集まるでしょう。その礼拝において 「わたし(パウロ)は喜びます。あなたがた一同と共に喜びます…」(17-18)と、前もって語ります。キリスト者が先ず向き合うのは、この世ではなく、神です。パウロは、1:20-21でこう語っています。「生きるにも死ぬにも、わたしの身によってキリストが公然とあがめられるようにと切に願い、希望しています…」。パウロは、この世における友情や交わりが途絶えることより、キリスト・イエスにおける「共にある生」が失われてしまわないように心砕いています。今日の箇所の前の2:5の「互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにも見られるものです」に始まる、『キリスト賛歌』(6-11)が迫り、2:15-16の言葉が満ちてきます。「よこしまな曲がった時代の中で…世にあって星のように輝き、命の言葉をしっかり保つでしょう…」。

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