説教:小手川 到 牧師
マルコによる福音書 8章22節~26節
日本基督教団では7月の第2主日を「部落解放祈りの日」に定めています。主イエスは差別を受ける人々と共に生きようとされました。生まれつき目の見えなかった人を前に、「この人が罪を犯したのでも、両親が罪を犯したためでもない。神の業が現れるためである」、そう言って盲人の目を癒されました。本日のマルコ福音書にも一人の盲人が主の前に現れます。ここでは盲人の周りに人々の善意の輪ができていたことが分かります。盲人は仲間に手を引かれ連れて来られたのです。そして仲間は、「盲人に触れていただきたい」と主に願ったのです。主はご自分の両手に唾をつけ、両手を盲人の目に置きました。すると盲人の目は癒され、はっきり見えるようになりました。闇の中にいた盲人は仲間に手を引かれ、主の手に引き渡され、主に触れていただくことによって見えるようになりました。心と目に光が差し込んできました。人は人とつながり、人から触れられ、人と交わることによって、身体だけでなく心も癒されます。手と手を取り合ってつなぐ愛の輪は、主イエスにつながっています。私たちも弱く小さくされている人たちと、差別を受けている人たちと、共につながっていたいと願います。

