毎週の説教メッセージ

off 戸を叩くキリスト

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説教:最上 光宏 牧師

ヨハネの黙示録3:14-22

 アドベントは主を待ち望む時であると同時に、悔い改めの時です。悔い改めとは、方向転換のことです。自分中心の生活から、神中心の生活に向きを変えることです。キリストの降誕を通して、神の愛がますます強く迫っているからです。ヨハネ黙示録の記者は、ラオディキアの教会に対する主の言葉として、「あなたは、冷たくもなく、熱くもない。なまぬるいので、吐き出そう」と記しています。彼らは豊かな満ち足りた生活の中で、自己満足して、神に祈ることを忘れ、貧しい人々や苦しんでいる人々のことを顧みることもなかったからです。経済的な繁栄や、物質的な豊かさが、人間に幸せをもたらすとは限りません。むしろその中で失うものも少なくないのです。人間の命の尊さと神への畏敬の思いが今日ほど軽んじられている時代はないように思います。いまこそ目を醒まして、主のみ声に耳を傾けるべき時です。「見よ、わたしは戸口に立って叩いている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、…」と主は言われます。クリスマスは、主が私たちの心の扉を叩いておられる時です。固く閉ざされた心の扉を開けて、主を迎え入れ、主と共なるさらに豊かな新しい歩みへと踏み出したいものです。

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