毎週の説教メッセージ

off キリストの羊の群れとして

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説教:小倉 和三郎 教師

ペトロの手紙一5:1-5

今朝の聖書のお言葉は、教会を神の羊の群れに譬えています。つまり良い羊飼であるキリストに愛され守られている群れが教会に連なる私たちです。良い羊飼とは自分の羊の群れを宝物のように大切にし、羊のためなら自分の命を捨てるほど愛しているキリストご自身です。ですから羊たちは危険が迫っても、羊飼に命をあずけているので平安です。教会の私たちも全く同じです。しかし私たち人間は羊より賢いとうぬぼれ、自立して生きようとします。また自分の知識や能力や社会的な地位に頼るために、羊にように自分の命をまるごとキリストに預けようとしません。片足で神に頼り、片足で自分とこの世の力に頼りがちです。そうではなく、私たちも羊に倣って両足でキリストに信頼し従う者でありたいものです。

使徒ペトロは、教会員の中から長老職に選ばれた人(当教会では役員)に対し羊飼いに倣って教会員を支え、教会の中でまた日常生活において群れの模範となるよう命じています。そのために必要なことは謙遜です。主であるキリストが弟子たちの足を洗って僕(しもべ)になって下さったように、長老は教会員に仕える役目を命じられています。教会員は長老の姿を模範として倣うことによって、やがて自分も長老の役目を担う者になるよう、キリストから期待されています。

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