毎週の説教メッセージ

off 悪魔の誘惑

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説教:最上 光宏 牧師

ルカによる福音書4:1-13

 人はだれでも、一つの目標に向って前に進もうとする時、それに逆らって、足を引っ張るマイナスの力を体験します。イエスさまが洗礼を受け「神の子」としての自覚をもって、新たな一歩を踏み出そうとした時にも、荒野で同じような体験をされたのです。「神の子なら、石をパンにしたらどうか」。これは「神の子」としての立場と力を自分の空腹を満たすために用いる安易な生き方への誘惑でした。「人はパンだけで生きるものではない」。イエスは聖書の言葉でその誘惑を退けました。第二の誘惑は、「世界の国々の権力と繁栄を与えよう」というものでした。それは悪魔に屈服する道でした。「ただ主に仕えよ」。イエスはやはりみ言葉によってそれを拒否しました。第三の誘惑は、「エルサレムの神殿の屋根から飛び降りたらどうだ」というものでした。「神の子なら天使が支える」と云うのです。これは人々をあっと驚かせて、苦も無く人々の心を捉える方法でした。「主を試してはならない」。主イエスはこの試みをも神の言葉によって退け、勝利されたのです。主イエスは、私たちが日々遭遇する試みを私たちに代わって受けられ、それに勝利することによって、十字架への道を選ばれたのです。私たちも試みの中で、ただ主に仕えたいものです。

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