毎週の説教メッセージ

off 聖霊の働き

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説教:最上 光宏 牧師

使徒言行録2:37-47

ペンテコステは、神の霊(神の息)が弟子たちに吹き込まれた出来事です。イエスを天に送り、失意と寂しさの中にあった弟子たちが、新しい命に満たされて、一斉に力強く神の言葉を語り出したのです。彼らが熱い思いで語り出したのは、イエス・キリストに対する信仰の確信が与えられたからです。「十字架に架けられたイエスを、神は主とし、またメシアとなさった」(2:36)という確信です。神の霊による確信に満ちた言葉であるからこそ、それは言語の壁を越えて、諸外国から来ていた人々の心をも打ったのです。信仰は自分の知恵や力で得られるものではありません。神の霊の働き(啓示)によるものです。聖霊によらなければ、誰も信じることも、神の言葉を語ることも聞くこともできません。「邪悪なこの時代から救われよ」とのペトロの言葉に3千人もの人たちが仲間に加わったとあります。この日を「教会の誕生日」というのは、この数の増加によるのではありません。それらの人々が「使徒たちの教えを守り、パンを裂き、共に祈る」交わりもったのです。この礼拝を中心とした主にある交わりこそが「教会」なのです。その交わりはさらに深められ、彼らは持ち物を共有にし、必要に応じて分け合ったのです。この生きた交わりが、多くの人々に好意をもたれ、日々救われるものが加えられ、成長したのです。私たちも聖霊の導きを祈りましょう。

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