毎週の説教メッセージ

off 不正の中の真実

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説教:最上 光宏 牧師

ルカによる福音書16:19-30

今、国会で厚生労働省の不正データーが問題になっています。今の政府には嘘や偽り、隠蔽や改ざんなど不正が多すぎます。主イエスは、不正を働いた管理人を主人が褒めたという譬えを語っています。その管理人は、主人から油100バトス借りている者の借用証書を50バトスに書き換えさせ、小麦100コロス借りている者の証書を80コロスに書き換えさせるなどの不正を働いたのです。ところが主人は、この管理人の抜け目ないやり方を褒めたというのです。不正は不正なのですが、この管理人は不正な富で友達を作ったからです。大きな借財を担った小作人たちにとって、その借財は大変な重荷でした。その一部でも免除されたということは、どれほど大きな恩恵であったか分かりません。管理人は友達を作ることによって、解雇された後「永遠の住まいに迎えてもらえる」備えをしたのです。彼の不正は、借財に苦しむ貧しい人々と連帯し、彼らの重荷を共に担おうとする動機によるものでした。それは政治家の不正とは違い、神の真実に根ざしたものでした。 主イエスは、常に貧しい者、「罪人」と呼ばれ蔑まれていた人々の友となられ、病人や心を病む人々の重荷を負われました。自分を裏切ったユダをも「友よ」と呼び、彼のためにも十字架に架かられました。主は私たちの罪を担うことによって、私たちを「友」として受け入れて下さったのです。私たちも「友なき者の友」となろう!

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