毎週の説教メッセージ

off 聖霊の賜物

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説教:最上 光宏 牧師

コリントの信徒への手紙(1)12:1-11

コリントの教会からパウロに寄せられた問い合わせの中に、「霊的賜物」についての質問がありました。それは、宗教的熱意から、異教的偶像の神々に心を寄せる人たちに対する対応でした。パウロはそれに対して、「神の霊によって語る者はだれも『イエスは見捨てられよ』とは言わないし、聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』とは言えないのです」と答えています。信仰心や宗教的熱意が大切なのではなくて、イエスを主と告白するかどうかが、大切だというのです。「イエスは主である」と信じ、告白することは、「イエス以外のいかなるものをも主(神)とはしないということで、神の霊(聖霊)によってのみ信じ、告白し得ることです。当時の教会は、人間の造り上げた偶像やローマの皇帝を「神」として崇める風潮や圧迫のもとで、「イエスは主である」という信仰に固く立って、十字架と復活の主を命がけで宣べ伝えたのです。教会は、信条や規則によって一つに統制される組織体ではありません。聖霊によって、イエスを主と告白する信仰によって一つとされた共同体です。聖霊は一つですが、その働きは多様です。さまざまな異なる賜物をもった人たちが、それぞれの賜物を生かして共に主に仕え、「キリストの体」を立てていくのです。ラグビーのモットーは「一人はみんなのために、皆は一人のために」だそうです。教会の交わりを示唆しているようです。

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