毎週の説教メッセージ

off 与えられた土

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説教:加藤 久幸 牧師

創世記2:20-24,マタイ5:44-45

今日は収穫感謝の礼拝です。聖書は、二人が神の園を出て行く場面です。この時、神さまは二人に皮の衣(21節)だけでなく[園の]土(23節)も与えました。…あるインドの女性は、「私たちは、土と水、光そして虫たち・生き物がいれば、大地からずっと命の糧・食べ物を与えられてきた」と語っています。イエスさまも「父(神)は悪人にも善人にも太陽を昇らせ…」(マタイ5:45)と語っています。

今日のお話を広く思い巡らしながら、23節の「耕す」(アーバド)は「働く、仕える」の意味があること、さらに[24節の「追放」する(ガラシュ)は強い言葉ですが]23節の「追い出し」(シラハ)は「遣わす」という意味があることを、心に留めたい。

先週の第一礼拝で、新田真代さんが「バベルの塔」の聖書について、お話してくださいました。人間が集まるといろいろなことが起こってきたので、「主(神)は彼らを全地に散らされた」(創世記11:8)。それは、人間に語られた「産めよ、増えよ、地に満ちよ」(創世記1:28)の、神さまの思いとつながっていますと、お話してくれました。それと同じように、今日の聖書は、[どこに行っても]大地(世界)に仕えるよう二人を遣わした、というお話でもあると想います。だって、本来の約束・人間の使命である「大地(世界)に仕えよ」は(取り消されず)そのままなのです。

今、私たちは仕えるために遣わされている意味を、改めて覚えたいものです。

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