毎週の説教メッセージ

off 信じた人々の群れ

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説教:加藤 久幸 牧師

使徒言行録4:32-5:11

聖書の前半の話(4:36-37)に出てくるバルナバは、使徒言行録によれば、彼はアンティオキアを訪問し(言行録11:22-24)、回心したパウロをタルソスに探しに行き(同25)、見つけ出し、丸一年の間アンティオキア教会に一緒にいて多くの人を教えた(同26)とあります。…このバルナバも含め、「土地や家を持っている人が皆、それを売っては代金を持ち寄り、…その金は 必要に応じて、分配された」(4:34-35)という今日の聖書の報告を聞く時、私たちはつぶやき耳そばだてるのではないでしょうか。「本当に、そのようなことが起こったのか」と。ある「幅」はあると想いますが、私は、今日の物語は現実に起こった出来事の報告であると受けとめています。聖書を大きく読むと、当時の「信じた人々の群れ」(4:32)は、神の国は近い、終末の到来は近いという切迫感があったと想います。言わば、非常時の中で生きていた…。そして、その中で、4章そして続く5章のような出来事が起こった…。ルターは、「保証」は究極的な偶像であると、言ったそうです。富・所有・保証等にどう対応するかは、この群れ(そして終末遅延時の後の群れ)の課題になりました。この群れは神の国が来たならば…との信仰によって歩みました。その経験と姿が、非常時の経験であったとしても、世界と歴史に告げる、「教会」の大切な「しるし」「指標」となったのです。ルカは、ここで初めて、神中心で現実的な,この群れを「教会」(5:11)と呼んでいます。
ルカは、ここで初めて「教会」(5:11)

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