毎週の説教メッセージ

off 共に恵みを受け継ぐ

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説教:加藤 久幸 牧師

使徒言行録20:17-35

パウロが主イエスから受けたことは何だったのでしょうか。新しい思想、類まれなる哲学だったのでしょうか。主イエスは、与えられた命の生き方と死に方を示されました。パウロも、その生き方・死に方を受け継ぎ、伝えてきました。32節の言葉を用いれば、「すべての人々と共に恵みを受け継ぎ」、必要な恵みを分かち合い、そして、いついかなる時にも、「あなたがたを造り上げ」、「聖なる者」、神の民としてくださる、その「神とその言葉に」委ねて生きるのです。パウロは、この「神とその言葉に」自らを委ね、「神の教会」に仕えました。

現代においても、指導者(牧師・役員)の金銭感覚や所有感覚よって、「神の教会」に大きな影響をもたらす場合があります。良かれと思ってしていることが、力ある者に迎合する道を歩んだり、教会そのものを所有・私物化することがあります。

この後、今日は8月の第2週ですので、関東教区からの示しもあり、私たちは「関東教区罪責告白」を告白します。この告白は、痛みを伴いつつ、告白せざるをえません。その告白は、かつて、良かれと思ってしたことが、多くの罪責を犯したという検証から、誕生したものです。この告白は、過去の罪責のみならず、今日、この罪責を告白する私たちは、主の言葉に聴き従いつつ自らの教会の歩みを検証しつつ歩むという決意のもとに、告白することが必要になるでしょう。

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