毎週の説教メッセージ

off イエスのたとえ(教え)について

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説教:加藤 久幸 牧師

マルコ福音書4:11-12,21-34

[11-12,21-25は、紙幅の関係で、本日掲載できません。説教当日の要旨で確認をお願いします。26-29は、次週(2/13)の説教で取り挙げます。ご容赦ください。]

30-32のからし種は、どんなに大きくなっても、木と比べると、灌木にすぎず、低きにとどまります。しかも、からし種は、一年生の植物に過ぎず、その永続性は、種が新たに蒔かれることによって、続きます。この譬えは、イエスと彼の伝えた神の国を、よく表していると想います。33-34の譬え集のまとめを味わいましょう。34、イエスは「たとえを用いずに語ることはなかった」。そして、内と外を分け隔てなく、語ったことでしょう。しかも、イエスの教えは、譬えで、つまりよく知られている毎日の生活の繰り返しの中で語り、私たちに、神を見、神に聞くことを、求めます。ただし、イエスの受難・復活の予告も「近づく神の国」(1:15)の告知も、それが実現していく中でしか、人間には容易に信じる・従うことができないということを、イエスはよく知っておられたのではないでしょうか。最後に4:11、「神の国の秘密」の真中の「の」は、同格の属格と言われます。「神の国」と「秘密」は同じです。この「秘密」は、たとえで語られ、すべての者に、開かれています。ただ、聖書は、イエスの周りいる者には「神の国」「秘密」を打ち明けられていると、言います。それは、聞くことができたという、意味ではないでしょうか。

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