毎週の説教メッセージ

off これはいったいどういうことなのだ

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説教:加藤 久幸 牧師

マルコによる福音書1:14-20

今日の聖書は、マルコ福音書では、イエスが会堂で教える最初の物語です。イエスが教えること(21-22)と、悪霊祓いをすること(23-27)の、2つから構成されています。そこに居合わせた人々の反応は、共通しています。22節「人々はその教えに驚いた」、27節「人々は皆驚い」たです。今日は悪霊祓いの方から触れますが、「会堂に汚れた霊に取りつかれた男がい」た(23)。イエスは、目に見えず、諸々の悪さをもたらす霊的存在、この世の諸力に対しても、向き合う方でありました。

汚れた霊はその男を通してイエスを「神の聖者」(24)と叫びますが、イエスが「黙れ…とお叱りになる」(25)と、その男は大騒ぎをし(汚れた霊は去り)その男は落ち着きを取り戻します…。「これはいったいどういうことなのだ」(27)。人々の驚きは今日の聖書の前半の、会堂でのイエスの教えにも通じています。「人々はその教えに非常に驚いた」(22)のです。マルコは、イエスの言動を「新しい教え」と表現しますが、それは前例のない神性・神の出来事を感じさせるということを表わしているように想います。マルコは、人々を(聖書の登場人物にも読者にも)「この人(イエス)はどういう方であるか」という、基本的な問いの前に立たせます。そして、自分で応えることを求めます。私たちも、イエスが言葉と行いで何をなさったのかを謙虚に学び、確かめ、この問いに応えて[従って]いきたいと思います。

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