毎週の説教メッセージ

off 愛によって歩みなさい

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説教:高桑 義雄 牧師

エフェソの信徒への手紙5:1-5

信仰者は神に倣う者として、神の愛のうちを歩むことが大切です。聖書は「あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者になりなさい」と語ります。生まれながらの人間は、神に倣って歩むことなどとてもできませんが、神から愛され神によって救われた者は福音にふさわしく歩む者とされ、愛することを中心とした生活へと変えられていきます。キリストの救いによって全く変えられ、救われた者らしくふさわしく生きることは、神に応じるということです。神に倣うことは応じて生きることであり、愛することを中心として生きることです。神に愛されていることを自覚できる人は、他者を愛することができます。神に愛され神を愛して生きるとき、私たちは神の愛の働きである聖霊の力によって、愛することを中心として歩む生活ができるのです。

パウロにとって信仰生活とは感謝する生活でした。私たちの生活にはつらいことや悲しいことがたくさんあり、感謝することは簡単ではありません。しかしその中でも私たちは「神を感謝」して生きることが大切です。「神を感謝」することは「神に感謝」することとは異なります。「神に感謝」しようとするとき、私たちの心は自分の事情に左右され不満があると感謝の気持ちは消えていきます。「神を感謝」することは、神が私たちを創造し支配していることを覚えることであり、神が生きて働き、私たちを愛してくださっていることを知るときに、私たちには喜びがおのずと湧いてきます。感謝のないところには喜びはありません。私たちは与えられた事柄に感謝の気持ちを持ち、喜びのうちに愛によって歩む者とされていくのです。

私たちの信仰生活は神に倣う者として、感謝しながら愛することを中心として生きる生活です。私たちは「神を感謝」しつつ、神の愛のうちを歩み続けていきたいと思います。キリストは御自身をいけにえとして捧げ、私たちのすべてを赦して受け入れてくださいました。このことを基として互いに愛し合う生涯を歩み続けていきたいと思います。

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