毎週の説教メッセージ

off 完成の時に、残るものは?

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説教:加藤 久幸 牧師

Ⅰコリント書12:27-13:13

⓵12:27-31 パウロは「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です」(27)と語り、一人一人に分け与えられた霊の賜物について語ります。31節「もっと大きな賜物を受けるよう」「最高の道を教えます」と、霊の賜物に序列をつけることに非難していたパウロが、諸々の霊の賜物を支える土台のような愛について語り始めます。⓶13:1-3 ここで、3つの宗教的な行いが、霊の賜物で(1-3)自らを「誇ろうと」(3)するのかと非難されます。⓷13:4-7 ここでは、愛が何をし、何をしないかを、語ります。4節後半から6節前半、愛がしないことが、否定的表現で8つ出てきます。これら8つを囲むように、愛がすることが、4節前半と6節後半に、肯定的表現で出てきます。⓸13:8-13 この段落で、パウロは13章で愛について触れることの意味を語ります。最後の時、神の国が完成する時、霊の賜物、特に預言・異言・知識は「廃れ」ます(8)。この途上において、私たちの預言・異言・知識は、「一部分」であり(9)「部分的」であり(10)、「幼子のような」認識と表現であり(11)、「鏡に…映った」おぼろげのようでありますが(12)、霊の賜物は私たちを支え導きます。しかし、神の国が完成する時、[神と]「顔と顔とを合わせて見る」時、「はっきり知ることになる」(12)ので、過渡的な霊の賜物は必要なくなり「廃れ」ます。しかし、信仰と希望と愛の三つはいつまでも残り(12)、神が愛であることをはっきり知り、愛し合う者たちが共に住まうことを見ることになるのです。

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