毎週の説教メッセージ

off ほかの福音はない

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説教:加藤 輝勢子 牧師

ガラテヤ1:1-10

「人々からでもなく、人を通してでもなく、イエス・キリストと、キリストを死者の中から復活させた父である神とによって使徒とされたパウロ…」(1)。使徒「アポストロス」は「遣わす」から来ています。初代教会では、イエスの直弟子たちの中のある特定の人々が、イエスが直接任命された〝使徒″と信じられ、重んじられ、エルサレム教会はこの人々に指導された教会として権威を持つことになりました。ところがパウロはエルサレム教会(人々)から派遣された、権威者(人)を通してという、要件はいずれも満たしていません。

「キリストの恵みへ招いてくださった方から、あなたがたがこんなに早く離れてほかの福音に、乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています」(6)。パウロのいう福音は、イエス・キリストの出来事の中に、それまでのユダヤ教の伝統の枠をつき破って、全世界に向けて神のことばが語りかけられていく、新しい時代の幕開けを見て取ったのです。「今や、恵みの時、今こそ、救いの日」(Ⅱコリ6:2)なのです。そこにはユダヤ人と異邦人の区別はなく、割礼の有る無しということは問題ではなく、階級の差別もなく等、ただイエス・キリストにおける神の恵みを頼みとして神に立ち返ることです。「ほかの福音はない」のです。神は分け隔てをしません。共に神にのみ取り入ろうとしましょう。

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