毎週の説教メッセージ

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説教:加藤 久幸 牧師

コリントの信徒への手紙Ⅱ9:6-15

⓵6-11節。献金は、惜しまずに行うものであり(6)、強制ではなく、自分で心に決めて行うことであり(7)、喜んで与える施しの業(7)であると、パウロは語ります。⓶12-15節。パウロは、12節で、施しと共に、もう一つの大事な言葉である奉仕について語ります。現在、教会の聖書を学び祈る会は申命記を学んでいます(9月は14・15章)。申命記・旧約聖書は、基本、イスラエル・一つの国のことを、扱っています。それ故、その15:4-5では「主は…必ずあなたを祝福されるから、貧しい者がいなくなるが、そのために…あなたは…主の御声に必ず聞き従い…」と、呼びかけられます。イエスは、ルカ福音書4:16-19,21において、聖書を読むことを通して、自らの活動の指針を明らかにしているように、想われます。そして、その施し・奉仕は、一つの国にとどまらず、世界にまで拡張されたように、想われます。パウロの献金の呼びかけは、ある面、現実的です。異邦人教会からエルサレム教会に献金が手渡されることによって、エルサレム教会が、異邦人教会が、神に感謝を献げ、教会の「一致」が保たれることを、パウロは願っています。もし施しと奉仕の動機において、神と神の恵みを見失うならば、私たちの信仰も弱くなり、献金も途絶えてしまうでしょう…。15節は、教会の連帯と共に、施し・奉仕の根拠であるイエスの恵み(Ⅱコリント8:9)を、私たちに想い起こさせます。

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