毎週の説教メッセージ

off わたしを思いだしてください

tokorozawa-mikuni to 未分類  

説教:加藤 久幸 牧師

ルカによる福音書23:32-49

32-38節、イエスの十字架刑に立ち会った人々の反応、「他人を救ったのだ。もし神からのメシア…なら、自分を救うがよい」とあざ笑う議員たち(35)、「お前がユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ」と侮辱した兵士たち(36-37)などなど。これらの人々が、十字架につけられた人々に注意を向ける機会が、二度あります。⓵は、イエスが「父よ、彼らをお赦しください。自分がなにをしているのか知らないのです」(34節)と語る時です。⓶は、39-43節の、十字架上の三人の会話です。犯罪者の一人は、[議員たちと兵士たちの]二つの嘲りに加え、「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ」と、ののしりました(39)。もう一人の犯罪者は、イエスが[王]座につく、「あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と、イエスへの信仰を表明します(42)。イエスは、「あなたは今日わたしと楽園[=「義なる者がいる場」(Ⅱコリ12:4参考)]にいる」と応えました。十字架上においても、イエスは、神の力を自らのために用いず、自ら他者(罪人)を助け、「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」と言って、息を引き取られます(46)。イエスの十字架刑・死に立ち会った人々、百人隊長はイエスを「正しい人・無実」であったと証言し(47)、群衆は深く悲しみ「胸を打」ち(罪を悔いて)帰り(48)、遠くで婦人たちも目撃していました(49)。イエスの・出来事・死は、全ての者に開かれています。その証人になった人の歩みは、その後も、続きます…。

Comments are closed.