毎週の説教メッセージ

off 起き上がり、床を担いで家に帰りなさい

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説教:加藤 輝勢子 牧師

マルコによる福音書2:1-11

中風の人は病気で体も辛かったでしょうけれど、病気になったことで「罪人」とされ、周りの人から避けられて、ひとりぼっちになり、心も体もとても辛かったのだと思います。そんな時に、4人の男がイエスに何とかしていただこうと、中風の人を連れて行きました。「罪人」と言われている人を遠ざけるのではなく、気にかけ、他人の家の屋根まではがして、中風の人をイエスに会わせてくれました。中風の人はもう一人ではないのです。イエスは4人の信仰を見て、「あなたの罪は赦される」と言いました。律法学者は、そんなことを言えるのは神だけだと心の中で怒りました。イエスが「起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」と言うと、その人はすぐに床を担いで、皆の見ている前で出て行ったのです。イエスの言葉で中風の人が床を担いで、出ていきました。大勢の人々は「こんなことは見たことがない」と言って神を賛美しました。ここにはこの出来事を見ていた大勢の証人がいます。

4人の信仰がなければ起こらなかった奇跡です。中風の人をイエスの前に連れていくのに、1人ではおんぶをしていかなければだめだと思います。2人だと前と後ろで2分の1の力でできます。4人で床を担ぐと4分の1の力になります。力を合わせるということはこのようなことかと思います。4人の男も中風の人もイエスの言葉に素直に従い、信じて歩くことができました。

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