毎週の説教メッセージ

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説教:加藤 久幸 牧師

ローマの信徒への手紙12:9-21

今日の招きのことばは、ローマ書12:1を選びました。1節は、平たく言うと、「神の恵みをうけた者の生き方」ということになるでしょうか(参考 ローマ書6:13後半、第2コリント5:17)。12:2と12:21は分量も表現も違いますが、同じ内容を指すと言われています。12:21は、言葉を補うとこうなります。「悪(この世)に負けることなく、善(恵みの力)をもって悪(この世)に勝ちなさい」。この21節と2節で囲まれる前半(13:3-13)においては、キリスト者共同体のことが語られ、恵みに対する応答の実例が示され、「一致」形作ると示されています。後半(14-21)は、現実社会の対応が語られ、恵みは「平和」を形作ると展開します。18節、「あなたがたは すべての人と平和に暮らしなさい」。パウロは、平和の一例として、「復讐」(19-)を取り上げます。パウロは、キリスト者の責務は和解と平和への道であり、神の「恵み」を具現化することであると、示しています (ここで、イエスの言動と彼が払った「献身」を思い起こすことは、意義あることです。マタイ16:24-25)。神の恵みにある生は、新たに召し出されたので、自分の生きている現実社会と折り合いが悪くなることがあります。しかし、私たちは、神の恵みを忘れることなく、限界ある者として、招かれています。神の創造された世界に、神の恵みによる生、神の平和が満ちていくことを願って、歩んでいきましょう。

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