毎週の説教メッセージ

off 主に倣う者

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説教:加藤 輝勢子 牧師

テサロニケの信徒への手紙一1:1-10

テサロニケはマケドニア州の中心地であり、マケドニア州にはオリンポスの山々があり、そこには、ギリシャ神話に出てくる神々が住むと信じられていました。テサロニケの人々もギリシャ神話の神々を信じておりました。そのうちの一つが町の守護神とあがめられていたようです。町の有力者たちが熱心にその神を信仰していて、テサロニケの町に住んでいて、その祭りを拒否する者は、集団で暴行を受けることもあったようだと言われています。そのような町に、パウロを始めとする、三人の伝道者がイエス・キリストの福音を宣べ伝えたのです。使徒言行録17章によれば、パウロたちはテサロニケの町に3週間ほど滞在して福音を伝え、その働きによって主イエスを信じる者たちが起こされました。そのことでユダヤ人たちが騒動を起こしたために、そこにいられなくなって、南のべレアという町に逃れました。パウロはそこからアテネを経由してコリントへ行き、そこで腰を据えて伝道することになりました。テサロニケの信徒たちが「ひどい苦しみの中から」(6)偶像の神から離れ、イエスキリストの神に従う歩みは困難でした。しかし、私たちもそれぞれの現場の中で「主に倣う」歩みは困難の中にあると思いますが、主に倣う者として「自分を捨て、自分の十字架を背負って、私に従いなさい」という勧めのなかにこそ、神に立ち帰る歩みがあると信じて今週も歩みましょう。

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