説教:加藤 輝勢子 牧師
ガラテヤの信徒への手紙6:14-18
ガラテヤ書の最後の結びの言葉で、パウロは自分の手で大きな字で書いていると記しています。本当は今すぐにでも会いに行って、顔と顔を合わせて話をしたいのですが、それができない状態だからです。その原因は、こんなにも早く、イエスの福音から離れて、他の福音に乗り換えようとしていることです。それは、ユダヤ人キリスト者が、異邦人キリスト者に対して、イエスを信じることに加えて割礼を受け、律法を守りなさいというのです。パウロは、ガラテヤの信徒たちに、そう言っている人は自分たちが律法を守っているわけではなく、むしろあなたがたの肉について誇りたいためだと言っています。ユダヤ教の軋轢を回避するためとか、他の人によく評価されたいためにと、言っています。パウロはわたしたちの主イエス・キリストの十字架のほかに誇るものが決してあってはならないと言うのです。割礼の有無は問題ではなく、大切なのは、(主イエス・キリストにあって)新しく創造されることです(15)と言います。パウロが伝道のために受けてきた傷跡、つまりイエスの焼き印を身に受けているのです。焼き印は主人の所有を明示するもの、キリストはわたしと共におり、わたしの主人となられたのだから、割礼を受けさせようとしている者たちが、パウロに戦いを挑んでも無意味だと言います。私たちも「主イエス・キリストの十字架のほかに誇るものがない」というような歩みを今週もしましょう。
ガラテヤ書の最後の結びの言葉で、パウロは自分の手で大きな字で書いていると記しています。本当は今すぐにでも会いに行って、顔と顔を合わせて話をしたいのですが、それができない状態だからです。その原因はこんなにも早く、イエスの福音から離れて、他の福音に乗り換えようとしていることです。
それは、ユダヤ人キリスト者が異邦人キリスト者に対して、イエスを信じることに加えて割礼を受け、律法を守りなさいというのです。パウロはガラテヤの信徒たちに、そう言っている人は自分たちが律法を守っているわけではなく、むしろあなたがたの肉について誇りたいためだと言っています。ユダヤ教の軋轢を回避するためとか、他の人によく評価されたいために言っています。パウロはわたしたちの主イエス・キリストの十字架のほかに誇るものが決してあってはならないと言うのです。割礼の有無は問題ではなく、大切なのは、(主イエス・キリストにあって)新しく創造されることです(15)と言います。パウロが伝道のために受けてきた傷跡、つまりイエスの焼き印を身に受けているのです。焼き印は主人の所有を明示するもの、キリストはわたしと共におり、わたしの主人となられたのだから、割礼を受けさせようとしている者たちが、パウロに戦いを挑んでも無意味だと言います。私たちも「主イエス・キリストの十字架のほかに誇るものがない」というような歩みを今週もしましょう。