毎週の説教メッセージ

off 新しい人間として

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説教:加藤 久幸 牧師

コロサイの信徒への手紙3:12-17

今日の聖書は、それ以前(3:5-11)とは、語り方が違います。否定的な表現から肯定的な表現へ、転換が見られます。私たちは、これらの肯定的なこと・良きことを、自力で「身につける」と受けとめるなら、大きな誤解が生じてしまうだろうと想います。私たちが手本とする・学ぶべき生き方は、すでに示されています。そればかりか、私たちは、「神に…聖とされ、愛されている」(12)、「主があなたがたを赦してくださった」(13)、キリストの「平和にあずからせるために、あなたがたは招かれて一つの体とされた」(15)のです。私たちは、招かれて、主の愛・赦し・平和の内にあります。それゆえ、聖書は、「いつも感謝していなさい」(15)と、語ります。そして、良きことを自力で身につける「古い人」(9)ではなく、主の恵みと慈しみに預かる新しい人間として、「新しい人を身に着け」る(9)道が、今日の聖書に示されているように想います。

「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして 互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して 心から神をほめたたえなさい」(16)。コロサイの信徒たちは、礼拝と賛美によって、互いに連帯し、信仰が養われ強められる信仰生活を送っていたのではないでしょうか。そして、それは、日々の生活も、視野に入っていたのだろうと、想像します。今日の結びは、こう記されています。「何を話すにせよ、行うにせよ、すべてを主イエスの名によって行い、イエスによって、父である神に感謝しなさい」(17)。礼拝により、全ての者を新しい人間としてくださる恵みを、感謝したいものです。

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