毎週の説教メッセージ

off 主は生きておられる

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説教:加藤 輝勢子 牧師

列王記上22:1-17

北イスラエルの第7代目の王アハブ王の話になります。20章のアラムのべン・ハダド王が攻めてきて、アハブ王は2度勝利しますが、主の命令に背いて、ベン・ハダドの命を助けます。その後、3年間両国には争いはありませんでした。ユダの王ヨシャファトがイスラエルに下って来た時、アハブ王は共にラモト・ギレアドに行って共に戦うように要請をしましたが、ヨシャファトは「主の言葉を求めてください」と。アハブ王は約400人の預言者に聞き、全員が「戦いをすることを求めました」。ヨシャファトは他には預言者がいないのかと尋ねると、一人いるが、幸運を告げるのではなく、災いを告げるので、わたしは憎んでいるとアハブ王は言います。宦官は、ミカヤに王に幸運を告げる様に進言しますが、ミカヤは「主は生きておられる。主がわたしに言われることを告げる」と言います。ミカヤは「イスラエル人が皆、羊飼いのいない羊のように山々に散っているのをわたしは見ました。主が『彼らには主人がいない。彼らをそれぞれ自分の家に帰らせよ』と言われました」(17)。ラモト・ギレアドの戦いでアハブ王は亡くなりました。権力におもねり王の意向に沿った言葉や、預言者の言葉をもって我が意を得たりするものではないのです。Ⅱペトロの手紙で言われるように「聖書の言葉は何一つ、自分勝手に解釈すべきではない」「預言は、決して人間の意思に基づいて語足られるものではない」。主の言葉に聞き、自らを整えつつ待ち望みましょう。

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