毎週の説教メッセージ

off わたしは証しした

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説教:加藤 久幸 牧師

ヨハネによる福音書1:29-34

今日の聖書は、冒頭(29)、今日の箇所を要約するように、こう語っています。ヨハネはイエスを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ」(29)。そして、ヨハネは「わたしはこの方を知らなかった」(31)と振り返っています。

ヨハネは、荒れ野の叫ぶ声として、「主の道をまっすぐにせよ」に仕え、ヨルダン川で洗礼を授けていました(23)。ヨハネの洗礼は、それまでの生き方に死に、新しい生を開始することを意図していました。それは、自らの願いを満たすための計画・行為ではなく、古い生き様に死に新しく生まれ変わることでした。そのような活動の最中に、イエスが現れ、洗礼を受けました…。その出来事において、ヨハネが経験したことを記したのが、今日の聖書だろうと想います。ヨハネは、イエスとの接触を通して、イエスを「神の小羊」(29)「神の子」(34)であると受けとめ、証ししました。今日の聖書は、イエスの活動・洗礼を強調していることに、意義を感じます。ヨハネが、イエスによる洗礼・活動によって、人々が新たに起き上がらされ導かれていくことを、仰ぎ見ていたことは確かでしょう。ヨハネは、自分のしていることに留まるのではなく、イエスの成されること・未来を証しします。イエスの活動、聖霊による新生は、ヨハネを越え、聖霊に身を委ねるような、生きる力を与えました。ヨハネは、イエスの中に、その力を見出し、証ししました。

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