毎週の説教メッセージ

off 天上の戦い

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 説教:最上 光宏 牧師

ヨハネの黙示録12:1-18

 ヨハネが天に見たしるしは、身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭に12の星の冠をかぶった女の幻でした。これは天上の教会の幻と思われます。地上の教会は、迫害のもとに恥辱にまみれていても、天上の教会は栄光に輝いているのです。この女が身ごもって産みの苦しみをしているのは、天上の教会が、地上の教会の苦しみを共に担ってうめいているということです。ヨハネはそのことを通して、今の苦しみが産みの苦しみであることを知るのです。しかし赤い大きな竜が現れて、女が子を産んだら、食べてしまおうと待ち構えていたのです。この巨大な竜とはサタンのことです。サタンは小さく弱いものを飲み尽くし、希望を失望に変える力です。しかし、天使長ミカエルと天の軍勢がその竜と戦い、竜を地上に投げ落とし、天に勝利の歌声が響いたのです。この不思議な幻は、地上の教会は、これからも悪しきサタンの力と闘っていかなければならないが、天においてすでにサタンは神の前に敗退し、神の主権が明らかなっているという事実を示すものです。地上が激しい雨のときでも、雲の上に青空が広がっているように、この世の闘いがどんなにつらく苦しいものでも、天において神が勝利し、喜びの歌が流れているのです。「御心が天になるごとく地にもなりますように」と祈りつつ、信仰の闘いを励みましょう。

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