毎週の説教メッセージ

off 地の塩、世の光として

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説教:最上 光宏 牧師

マタイによる福音書5:13-16

主イエスは、群衆に囲まれた弟子たちに対して、「あなた方は地の塩である」「あなた方は世の光である」と言われました。これはこの世に対する教会の存在意義を示す言葉でもあります。塩も光もこの世にとって、無くてはならない存在です。塩のように味を付け、腐敗を食い止め、生命を支える働きは本来キリストのものです。「わたしは世の光です」とは、主イエスご自身の言葉です。私たちは土の塵に過ぎない者ですが、主に招かれて、キリストに繋がることによってその命にあずかり、世にあって光として輝き、塩としての役割を果たす者とされているのです。これは一方的な神の恵みの賜物であると同時に、この世における教会の(キリスト者の)課題でもあります。「教会は世のために存在することにおいて、神のために存在するのです」(バルト)。キリストにしっかりと結ばれることによって、義と愛の実を結び、正しくこの世に仕えることが出来るのです。教団は「戦責告白」によって、「『世の光』『地の塩』である教会は、あの戦争に同調すべきではありませんでした。まさに国を愛する故にこそ、キリスト者の良心的判断によって、祖国の歩みに対して正しい判断をすべきでありました」と懺悔しました。今また同じ過ちを犯さないように、キリストの光を高く掲げ、み言葉によって塩味を保ち続けたいものです。

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