毎週の説教メッセージ

off 主よ、いずこへ

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説教:最上 光宏 牧師

ヨハネによる福音書13:36-14:6

十字架の死を前にした主イエスの訣別の言葉に、弟子たちは驚きと不安に心を乱され、「主よ、どこへ行かれるのですか」と二度にわたって問うています。愛する者との別れは、誰にとっても辛く悲しいものです。「どこへ行くのか?」という問いの中には、もう会えないという断絶の寂しさと死後の世界への不安が込められています。<人はどこから来て、どこへ行くのか?>これは人生の永遠の問いです。主イエスは、この問いに応えるように、「心を騒がせるな。神を信じ、わたしを信じなさい」と命じ、「わたしの父の家には住むところがたくさんある。わたしはあなたがたのために場所を用意しに行く」と言われ、「場所の用意が出来たら、あなたがたを迎えるために戻ってくる」とも言われました。イエスの十字架の死は、イエスのあとに従う人々の罪を贖い、彼らが神に受け入れられ、天の住まいに場所を得るための備えだ、というのです。「どうしてその道を知ることが出来るでしょう」とのフィリポの問いに、主イエスは「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」と言われました。イエスの歩まれた道をたどり、イエスの御心に従うことによって、私たちは神さまの御許に宿り、永遠の真理と命にあずかることができるのです。

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