毎週の説教メッセージ

off 霊の導きに従って

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説教:最上 光宏 牧師

ガラテヤの信徒への手紙5:16-25

  10月31日は、宗教改革記念日です。今からちょうど500年前のこの日、マルチン・ルターがヴィッテンベルクの城教会の門に「95ヶ条の提題」を貼り付けて、改革の火蓋を切ったとされています。ルターが強調したことは「聖書のみ」、「信仰のみ」、「万人祭司」という3点に要約されます。聖書のみに権威があり、信仰によってのみ義とされ、すべての信徒が神に召されているということです。このルターの主張は、「キリスト者の自由」という著書の中にも描かれています。キリスト者は、神の選びとイエス・キリストの救いの恵みによって、「何者にも支配されない自由な君主」でありつつ、「すべてのひとに仕える僕(しもべ)」だと言うのです。イエス・キリストはまさしくそのような方でした。私たちも「小さなキリスト」となって、自由な愛をもって他者に仕えるように召され、この世に遣わされているのです。しかし、この与えられた自由を感謝し喜びつつ、自由に他者に仕え奉仕するということは、決して容易なことではありません。「肉の望むところは、霊に反し、霊の望むところは、肉に反するからです。肉と霊とが対立しあっているので、あなたがたは、自分のしたいと思うことができないのです」。神の霊の導きによって、「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」などの「霊の実」を結びたいものです。

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